暦と、勉強の底に残る砂金

今日は久しぶりに出社した。都会の小綺麗な公園を通って会社に行く。9:00〜17:30勤務。なんて健康的。先週は校了前で、いくらやっても次から次に湧いてきて本当に世を恨んだが、終わると大変きもちがよい。農業暦みたいに各会社にもそこごとの暦があるんだろうなと思う。業務を覚えたり考えたり作ったりするのを通して暦を身につけていく感覚がある。そのうち体が暦に合わせて変化して、そしたらぐっと楽になるだろう。

 

思い返せば大学時代も暦はあったなと思う。春学期と秋学期とテスト期間と、長期休暇。感覚をたぐり寄せると、これに慣れるまでに2年丸々使ったような気がする。授業内容とか人間関係のこととかばかりが目の前にあって在学中は気づかなかったが、確かに暦のリズムがあってそれに乗ってしまうととても楽だった。課題等々はしんどくても息が出来ていたし楽しめていた。

 

話を今に戻すが、私が会社の暦に気付けたのは学生時代に学んだからだと思っている。フィールドごとに暦とリズムがあることは調査しているとほぼ必ずと言っていいほど出てくる問題であった。4年間の勉強はどこにいったのやらと思っていたが、意外と身の底に一粒の砂金として残っているものだと感じた出来事だった。